家づくりの記事を書くにあたって、まずは「我が家の前提条件」をまとめておく。間取りや設備の話は好みが出るが、前提が分からないと結論だけが独り歩きしやすい。ここでは家族構成、働き方の見通し、資金計画の考え方を整理する。
家族構成と暮らしの前提
家族構成は 夫婦と子ども二人。
子どもがいると、住まいは「自分の都合」だけでは決められない。通勤だけでなく通学の利便性、生活動線、周辺環境まで含めて、生活の安定性を優先することになる。
年齢は 35歳。住宅購入としては早すぎるわけでも遅すぎるわけでもないが、これから先は教育費が段階的に効いてくる時期でもある。住宅ローンを組むとしても、無理な背伸びより、将来の変動に耐えられる設計にしたい。
転勤リスクと「売らない前提」の置き方
大学勤務だと、ポジションや環境によっては転職や異動が起こり得る。完全にゼロにはできない。
ただ、自分はテニュアなので、キャリアの不確実性は以前より小さい。転勤や転職のリスクがあったとしても、少なくとも「家を売って住み替える」ことを前提にしない範囲で、次のポジションを探す想定にした。
さらに、大学が同じエリアに多数ある地域なので、仮に環境が変わっても「同じ地域で職を探せる可能性が高い」という見立てを置いた。もちろん希望通りにいく保証はないが、住宅購入の意思決定としては、この地域性は大きい。
収入の見立てとローン方針
この年齢帯で大学で働いている場合、年収はだいたい 900万円以上 になりやすい(少なくとも自分の周辺ではそう)。とはいえ、住宅ローンは「通る額」ではなく「無理なく返せる額」で決めたい。
そこで、
- ペアローンは組まない
- 自分の収入だけで返済可能な範囲に収める
という方針にした。共働きの収入を前提にすると、将来の働き方が変わったときに計画が崩れやすい。余裕が出たら繰上返済なり教育費なりに回せばよい、という考え方。
予算は「諸費用込みで6200万円」に設定
現有資産も踏まえて、最終的に 諸費用込みで6200万円 を予算として設定した。
正直、コロナ後のインフレと円安で建築費が上がっていることを考えると、高めの金額に見える。自分の感覚でも「以前ならもう少し安かったのでは」と思う部分はある。
ただ、今回は
- 通勤・通学の利便性がよい 駅近
- 日々の生活コスト(移動、時間)を削れる
という条件を優先したので、住居費だけを単体で安くする判断にはしなかった。
車を手放す前提で家計を組み直す
もう一つ大きいのが、車を手放す方針にしたこと。
駅近に寄せる以上、車を維持する理由が薄くなる。維持費(駐車場、保険、税金、車検、燃料、消耗品)が消えると、固定費は目に見えて軽くなる。
家は高く感じても、生活全体の固定費で見ればバランスが取れる。そう判断したので、予算6200万円でも家計としては問題なさそう、という結論になった。
まとめ:前提が決まると、迷いが減る
我が家の前提条件をまとめるとこうなる。
- 家族:夫婦+子ども二人
- 年齢:35歳
- 転勤リスクはあるが、テニュア+大学が多い地域なので「売却前提の住み替え」は置かない
- ペアローンは組まず、自分の収入だけで返せる範囲にする
- 予算:諸費用込みで6200万円
- 駅近優先、車は手放して固定費を下げる
この前提が決まると、土地や間取り、メーカー選びの判断基準がだいぶ明確になる。

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