自宅で研究するとき、寝室のデスクトップPCとLDKのノートPCの両方から研究データにアクセスしたい。さらに写真・動画と音楽も、どの部屋からでもアクセスできる状態にしたくて、UGREEN NASync DH4300 Plusを導入した。
NASでやりたかったこと
研究データ:部屋をまたいで同じデータにアクセス
執筆中の論文ファイルはクラウド上に置き、異なるPC間で自動同期する運用にしている。
一方で、図の作成などに使う元データは、過去分も含めると容量が大きくなりがちで、クラウドに置くよりローカルHDDに置いた方が扱いやすい。そこで、図作成用データをNASに集約し、寝室のデスクトップPCとLDKのノートPCのどちらからでも同じ場所にアクセスできるようにした。
写真・動画:編集はデスクトップ、閲覧はどこでも
デスクトップで編集した写真や動画を、別の部屋のノートPCやスマホから見られるようにする。
音楽:ライブラリを一箇所に集約
端末ごとに分散させず、NASに集める。バックアップもしやすくなる。
ストレージ設計:RAIDは組まず、用途を分けて3台運用
今回はRAIDで冗長化するより、用途分離とバックアップ用ディスクを別に持つ方針にした。
- HDD1:研究データ
- HDD2:写真・音楽
- HDD3:バックアップ(研究データや写真の退避先)
NAS側は実質Basic相当の使い方をするイメージ。DH4300 Plus自体はRAID 0/1/5/6/10にも対応しているが、今回の運用では優先しなかった。
ネットワーク設計:宅内は有線+2.5GbE
- 回線:自宅プロバイダは10Gbps
- ルータ:今後2.5GbE対応に更新予定
- Wi-Fi:各階のメッシュWi-Fiを空配管に通したLANケーブルで有線バックホール接続
- NAS/デスクトップ:有線接続
宅内の有線が1GbEだと理論値で125MB/s。大きいデータを触ると効いてくる。2.5GbEなら理論値312.5MB/sなので体感も変わるはず。DH4300 Plusは2.5GbEに対応している。
4ベイNASで比較した候補
価格はポイント還元後の実質。今回は4ベイにして、研究・写真・バックアップでディスクを分けることと、将来の増設余地を優先した。
- Synology DiskStation DS423(約55,000円)
- QNAP TS-433(約55,000円)
- UGREEN NASync DH4300 Plus(約48,000円)
スペック比較(要点)
| 機種 | ベイ | CPU / メモリ | 有線LAN | メモ |
|---|---|---|---|---|
| Synology DS423 | 4 | RTD1619B / 2GB | 1GbE×2 | 定番だが宅内高速化には弱め |
| QNAP TS-433 | 4 | Cortex-A55 / 4GB(増設不可) | 2.5GbE×1 + 1GbE×1 | 2.5GbEあり |
| UGREEN DH4300 Plus | 4 | A76+A55 8コア / 8GB(増設不可) | 2.5GbE×1 | 設置面積が小さめ |
Synology(DS423)を外した理由
1GbE中心で、宅内ネットワークを上げても活かしにくい
DS423は1GbEが2ポート。リンクアグリゲーションなど手はあるが、単体クライアントの速度向上には限界がある。
将来のドライブ互換性方針が気になった
上位機種へ買い替えたときに、今のIronWolf Proをそのまま使えるかが不安だった。気にしない人は気にしないが、今回は不安要素として扱った。
QNAP(TS-433)とUGREEN(DH4300 Plus)で迷って、UGREENにした理由
TS-433も2.5GbEがあり、用途としては十分。今回の用途なら、どちらを選んでも性能やソフト面で困る可能性は低いと思う。それでもDH4300 Plusにした理由は次の2点。
机上に置いたときの占有面積
DH4300 Plusは高さがあるが、設置面積が小さめで机上スペースを取りにくい。今回はここが決め手だった。
価格とハードウェアのバランス
DH4300 Plusは8コアCPU、8GBメモリ、2.5GbEで、TS-433よりスペックが上なのに価格は安かった。HDMI(4K対応)もあるので、気が向けばメディア用途に広げる余地もある。
導入後の運用イメージ
- 研究データ:PCからSMBでマウントして作業
- 写真・動画:NASに集約 → デスクトップで編集 → 別端末から閲覧
- バックアップ:NAS内の別HDD。可能なら外付けやクラウドも追加

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