TeX Live と VS Code を使った LaTeX 環境のセットアップ

研究用PCをセットアップするたびに、LaTeX環境の構築で同じ作業をしています。

毎回調べ直すのも面倒なので、TeX LiveとVS Codeを使ったLaTeX環境の導入手順をメモしておきます。


TeX Live 2025をインストールする

インストーラを入手する

まず、TeX Liveの公式ページからWindows用のインストーラをダウンロードします。

Windows - TeX Live - TeX Users Group

ダウンロードするファイルはinstall-tl-windows.exeです。

インストーラを実行する

ダウンロードしたinstall-tl-windows.exeを右クリックして、**「管理者として実行」**します。

SmartScreenで「WindowsによってPCが保護されました」と表示された場合は、**「詳細情報」→「実行」**を選びます。

インストール設定

基本的にはデフォルトのままで問題ありません。

  • インストール先:C:\texlive\2025
  • 用紙サイズ:A4
  • TeXworks:不要

設定を確認したら「インストール」を押します。

TeX Liveはかなり時間がかかります。自分の環境では、インストールが終わるまで2時間ほどかかりました。


VS Codeをインストールする

次にVS Codeをインストールします。

ブラウザで「Visual Studio Code」と検索して、公式サイトからWindows用のインストーラをダウンロードします。

インストーラを実行して、画面の指示に従って進めます。こちらも基本的にはデフォルト設定のままで問題ありません。


LaTeX Workshopをインストールする

VS CodeからLaTeXを使うために、LaTeX Workshopをインストールします。

  1. VS Codeを起動します
  2. 左側のサイドバーから**Extensions(四つの四角のアイコン)**を開きます
  3. 検索欄にLaTeX Workshopと入力します
  4. James-YuのLaTeX Workshopをインストールします

これでVS CodeからLaTeXをビルドできるようになります。


VS Codeのsettings.jsonを設定する

次に、VS Codeのsettings.jsonを設定します。

自分の場合は以下の設定を使っています。すでにsettings.jsonに設定がある場合は、必要な部分だけ追記します。

{
  "security.workspace.trust.untrustedFiles": "open",

  "[latex]": {
    "editor.rulers": [80],
    "editor.wordWrap": "wordWrapColumn",
    "editor.wordWrapColumn": 80
  },

  "latex-workshop.latex.autoClean.run": "onBuilt",
  "latex-workshop.latex.clean.method": "glob",
  "latex-workshop.latex.clean.fileTypes": [
    "*.aux", "*.bbl", "*.blg", "*.fdb_latexmk", "*.fls", "*.log",
    "*.synctex.gz", "*.toc", "*.lof", "*.lot", "*.out", "*.run.xml", "*.bcf"
  ],

  "latex-workshop.view.pdf.viewer": "tab",
  "latex-workshop.view.pdf.tab.editorGroup": "right",
  "latex-workshop.view.pdf.zoom": "page-width",
  "latex-workshop.view.pdf.scrollMode": 0,
  "latex-workshop.view.pdf.spreadMode": 0,
  "latex-workshop.view.pdf.trim": false,
  "latex-workshop.view.pdf.internal.synctex.keybinding": "ctrl-click",
  "latex-workshop.view.pdf.sidebar.open": false,

  "editor.renderWhitespace": "boundary",
  "files.trimTrailingWhitespace": true,
  "editor.minimap.enabled": false
}

PDFはVS Code内の右側のタブで開くようにしています。

また、LaTeXファイルは80文字を目安に折り返す設定にしています。


.latexmkrcをプロジェクトに置く

最後に、.latexmkrctexファイルと同じフォルダに置きます。

自分の場合は、ビルド時に作られるファイルをout/フォルダにまとめるようにしています。

# ---- Engine ----
$pdf_mode = 1;          # pdfLaTeXでPDF出力
$pdflatex = 'pdflatex -synctex=1 -interaction=nonstopmode -file-line-error %O %S';

# ---- BibTeX ----
$bibtex = 'bibtex %O %B';

# ---- Re-run rules (defaultでOKだが明示) ----
$max_repeat = 5;

# ---- Make output tidy ----
$out_dir = 'out';       # 生成物を out/ にまとめる
$aux_dir = 'out';

# ---- Clean targets ----
$clean_ext = 'bbl blg synctex.gz run.xml bcf fls fdb_latexmk';
$clean_ext .= ' nav snm vrb toc lof lot';

途中で生成されるファイルがtexファイルと同じ場所に大量に並ばないので、この設定にしています。


まとめ

研究用PCでLaTeX環境を作るときは、以下の順番で設定しています。

  • TeX Live 2025をインストール
  • VS Codeをインストール
  • LaTeX Workshopをインストール
  • settings.jsonを設定
  • .latexmkrcをプロジェクトに置く

一度この形を決めておくと、新しいPCでも同じ環境を作りやすくなります。

自分用の備忘録ですが、次にPCをセットアップするときはこの手順を見ながら進めようと思います。

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